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Column コラム

2025.05.02

【東京視察②】 〜給食無償化に向けて、文部科学省との意見交換〜

視察2日目の午前は、衆議院会館にて文部科学省の担当官を招き、「給食無償化」についての意見交換を行いました。

来年度から、国として小学校の給食無償化が予定されている中で、実際に現場で何が課題になっているのか、そして地方自治体として何ができるのか、深く考えさせられる時間となりました。

■ 学校給食無償化って?

国は「すべての子どもに平等な食の機会を」として、小学校での給食費無償化をR8年度の実現しようとしています。

子育て世帯の負担軽減につながることから、私も4人の子供を育てる親として大きな関心を持っています。

峰唐津市長も【学校給食費の更なる負担軽減に努めます】と公約されておりまして今令和7度2学期から唐津市小中学校無償化に向けて動かれております。

■ 意見交換で見えてきた課題

文部科学省の官僚との話し合いの中で、いくつかの重要な課題が浮かび上がりました。

①給食費の未納と会計の仕組み
 唐津市では給食費の未納が多く、すでに「公会計化」(市が集金や管理を行う方式)されています。

また、市内の多くの学校は給食センター方式や物価高騰で地元食材の地産地消が難しい現状もあります。

②地産地消の推進と補助金の活用
 国からは、地元の農産物を給食に使う「地産地消」の取り組みに対する補助金制度がありますが、唐津市では十分に活用されていない現状があるようです。

せっかくの仕組みを使いこなせていないのは、もったいないと感じました。

③全国でバラバラな給食費の水準
 自治体ごとに給食費の設定が違うため、「一律に無償化」といっても、どこで線引きをするかが難しいという問題があります。

誰がどこまで負担するか、過不足はどうするかといった課題が、今後の制度設計で避けて通れません。

④中学校の給食環境の整備
 来年度からは小学校での無償化が予定されていますが、実は中学校では給食そのものを実施していない学校も多いのが現状です。

無償化だけでなく、まず「給食を出せる体制づくり」が必要な地域も少なくありません。

■ 私たち新風唐津の役割

給食は、子どもたちの健康と学びを支える大切な柱です。そして、単なる「食事」ではなく、地域農業や地元経済とも密接につながるテーマです。

今後、給食の質を守りながら無償化を進めるには、行政・議会・学校現場・保護者がしっかり連携して取り組むことが不可欠です。

唐津でも、中学校給食の整備、地元食材の活用など、乗り越えるべき課題はありますが、子どもたちの未来のために、一歩ずつ進めていきたいと思います。

・ホテルは日本銀行(大手町)の近くにとってあり、10時から会議でしたので東京駅・皇居と1時間ほど歩いていきましたが、汗じっくいなりました、、、、

なかなか普通は歩かない距離みたいです、、、

東京駅は唐津の偉人辰野金吾さんの設計ですのでもちろんパシャリ!

それと古川国土交通副大臣にも会いに行きパシャリ!!

文責/井手清和(プロフィール
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